地球はでっかい遊園地

カラスが鳴いても遊んでいよう

Windows 7よ永遠なれ

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「2024年1月1日をもって、SteamはWindows 7Windows 8、およびWindows 8.1オペレーティングシステムのサポートを正式に終了します」

 

数ヶ月ぶりに開いたSTEAMからの、唐突な死刑宣告。

マイクロソフトのサポートが終了して数年。Win7のシェアは10%を切り、対応していない製品も多い。むしろよくここまで持ちこたえてくれた。ありがとうSTEAM。

 

 

世界からは着実に淘汰されてきているが、私のWin7はまだ生きている。

2017年、ドスパラで買った、初めてのBTOデスクトップ。

それまで使っていたノートPCが、突如として物凄いブザー音を撒き散らしてお陀仏したことをきっかけに、悩んで決めた当時の最適解。

 

この時期、マイクロソフトの露骨で卑怯で甚だ迷惑な、Win10へのアップグレード問題が世間を賑わせていた。これを疑問視する人々と同じく私も、所持していた複数のPCがWin10に罹患しないようにするために労力を費やした。一つ一つチェックし、削除し、復活してきたものをチェックし、削除し、こちらの意図しない動作を防ぐ。毎月その繰り返し。時間も気力も削られ、WindowsUpdateが降ってくるのが憂鬱で仕方なかった。

その、悪意とも言えるユーザー軽視の遣り口に憤怒し翻弄されたという経験は、当時の私に、Win10搭載のPCだけは意地でも買うものかと決意させるに十分なものだったし、それまでマイクロソフトという一企業に対して特段の悪感情を抱いていなかった私の心を、左スティックと×ボタンで華麗にクイックターンさせるのに十二分の効果を発揮したのだった。

 

そうして購入したWin7pro搭載モデルは、6年経った今も元気に稼動している。

最近のPCゲームを遊ぶには流石にもうスペック不足だが、酷い多重作業をしなければ固まることもない。先行品の成功と教訓を基に生まれた、出来の良いOSだったように思う。

 

亡きノートPCと合わせれば、Win7とは十数年の付き合いになる。

XPと共有した時間も、確かそのくらいだっただろうか。

永遠なぞ無いけれど、出来るだけ長く二人三脚したいと思えるOSだと、冒頭のお知らせを見て、そんな思いが過ぎったのだった。

 

改めて、ありがとうWin7。これからもよろしくね。

そして、今までありがとうSTEAM。コントローラーレイアウト凄く使いづらいです。

 

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